TRT日本語特派員が行く(第38回 :2019年10月8日放送)

今週のリポート 「東京ジャーミイでタタール人コミュニティに関する公開講座」

TRT日本語特派員が行く(第38回 :2019年10月8日放送)

【Podcast】 TRT日本語特派員が行く(第38回 :2019年10月8日放送)

 

 

 

さあ、1週間のお楽しみ、「TRT日本語特派員が行く」のお時間になりました。今日はどこからどんな情報を届けてくれるのでしょうか。楽しみですね。では、みなさん一緒にアタライ特派員を呼びましょう。

 

アタライ特派員、よろしくお願いしま~す!!!

 

 

 

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(アタライ特派員)

 

はい。TRT日本語ラジオをお聴きのみなさん、めるはば。こんにちは。

 

TRT日本語特派員のアタライです。

 

 

トルコ共和国に住んでいる主な民族はトルコ人と言われていますね。ただし、それは世界中のトルコ系民族の3分の1ぐらいです。実は、トルコ系民族というのは40種類以上の多民族であり、世界のあちこちにいるトルコ民族の祖先が生まれた土地は中央アジアです。

 

ウズベキスタン、カザフスタン、トルクメニスタンのような名前の最後に「スタン」がつく国々には、トルコ系民族が住んでいることが多いです。

 

その中で、日本とのつながりが深いトルコ系民族がありますが、その名前を聞いたことがありますか。それは、「タタール」という人々です。現在では、ロシア連邦地域管轄区分のひとつ、沿ヴォルガ連邦管区の中央に位置するタタールスタン共和国に、多くは住んでいます。その昔、ロシア革命が起きたときに、多くのタタール人が迫害を避けるために、トルコ、中国(ちゅうごく)に逃れましたが、遠く日本(にほん)までやって来たタタール人もいました。その中のタタール人たちが、1935年には神戸(こうべ)でインド人ムスリム(イスラムの信者)たちと共に、「神戸ムスリムモスク」を建て、名古屋(なごや)では、1931年、「名古屋回教徒団」を結成し、1936年に「名古屋ムスリムモスク」を建てました。東京(とうきょう)のタタール人たちも1928年に子どもの学校をつくり、1938年に「東京回教礼拝堂」を建てました。

このように、日本でのイスラムコミュニティのために尽力し、現在は1日100名以上の一般の見学者が訪れるイスラムの施設の元となる基礎を築きました。

 

実は、私の母の家族は、タタールスタン共和国の首都カザンという都市からトルコのエスキシェヒル県に移住しました。アンカラ県の隣にあるこの県は、トルコの中でもタタール人が最も多いまちとして知られています。

 

 

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タタールの歴史や文化などを知ってみたいリスナーのみなさんに、特別な公開講座のお知らせがあります。

「戦前期の在京タタール人コミュニティを振り返る」と題したこの講座で講演されるのは、早稲田大学(わせだだいがく)人間科学学術院助手、小野亮介(おの りょうすけ)さんです。場所はタタール人のゆかりの地、東京ジャーミイで日時は2019年10月19日土曜日13時から14時30分まで、入場無料、予約不要です。当日は私も参加する予定ですので、ぜひご一緒に、タタールの歴史をめぐってみましょう。

 

 

 それではみなさん、また来週の火曜日にお会いできるのを楽しみにしています。

ほしゅちゃかるん。さようなら。

 

 

 

 



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