あの「エルトゥールル号」の精神を子どもたちへ! トルコ軍艦遭難・救助の物語が絵本に

トルコと日本の友好の強い絆が結ばれるきっかけとなった1890年9月のトルコ軍艦エルトゥールル号の遭難事故と救助の物語が日本で『タイヨウのくにとツキのふね』というタイトルの絵本になった。

あの「エルトゥールル号」の精神を子どもたちへ! トルコ軍艦遭難・救助の物語が絵本に

TRT日本語ラジオ放送2018年4月23日(月)

 

 

 

トルコと日本の友好の強い絆が結ばれるきっかけとなった出来事を描いた絵本『タイヨウのくにとツキのふね』を制作・出版したのは、和歌山県西牟婁郡白浜町(わかやまけん にしむろぐん しらはまちょう)で、トルコ風カフェの経営やトルコ雑貨の販売などを行う株式会社KCR(ケイシーアール)。

本田景士代表取締役、同社マネジャーで妻で作家の本田小百合さん、同社デザイナーの千根章吾さんが制作した。

本田代表取締役夫妻はエルトゥールル号の遭難事故が発生した和歌山県東牟婁郡串本町(ひがしむろぐん くしもとちょう)の出身で、『タイヨウのくにとツキのふね』は、この出来事を小さい子どもたちにもわかるように伝えたいという思いから実現し、3月に出版された。

本田景士代表取締役、同社マネジャーで妻で作家の本田小百合さん、同社デザイナーの千根章吾さんを中心にスタッフ全員が力を合わせ、1年かけて仕上げた。

 

熊野新聞と紀伊民報の報道によると、本田代表取締役夫妻は4月5日に串本町の田嶋 勝正(たしま かつまさ)町長を表敬訪問し、絵本を3冊寄贈した。

 

 

 

『タイヨウのくにとツキのふね』は、1890年9月16日の深夜に串本町の樫野崎沖(かしのざきおき)でトルコの軍艦エルトゥールル号が遭難した際に串本町の住民が献身的な救助活動を行ったという出来事が、主人公ヒノキチの視線から語られた架空の物語である。絵本は、こわがりな主人公ヒノキチが悩みながらも成長していく姿を通して「誰かのことを思って行動するとき、心に強さとやさしさが生まれる」というメッセージを伝えている。

 

 

絵本の制作・出版を行った株式会社KCRによると、「こころが育ちはじめる」5歳以上の子どもたちを対象にした『タイヨウのくにとツキのふね』は「親子で楽しみ“考える”絵本」であり、さまざまな「考える」要素がちりばめられたこの絵本を読むことにより、子どもたちの考える力や創造性が高められる内容となっている。株式会社KCRは、子どもと一緒に大人も楽しんでほしいと願っている。

 

『タイヨウのくにとツキのふね』は、A4用紙ぐらいの大きさでフルカラー、全48ページ。価格は、エルトゥールル号遭難事故が1890年に発生したことにちなみ、消費税抜きで1890円(トルコの通貨で約71リラ)に設定された。

初回は3月に3000部発行された。串本町をはじめ、和歌山県内のさまざまな場所で販売されている。和歌山県に行くことができない人は、インターネットで購入することも可能である。『タイヨウのくにとツキのふね』特設サイトによると、初回限定版3000部を購入した人には、絵本のどこかに登場するキーホルダーのおまけがついてくる。

 

 

 

 

 

エルトゥールル号の物語を日本中に伝えたい!

4/25に「クラウドファンディング」立ち上げ

 

10人のスタッフ全員が和歌山県出身の株式会社KCRは、エルトゥールル号の物語を日本中に知ってもらうために、クラウドファンディングに挑戦する決心をした。

クラウドファンディングは4月25日から7月23日まで開催される。

『タイヨウのくにとツキのふね』の公式Facebookページによると、クラウドファンディング限定版の絵本には、オリジナルポストカード10種類やお礼の手紙などが付録としてついてくる。さらに、付録には、和歌山ものがたり、語り部もみじさんによる吹き替え読み聞かせCDも含まれており、4月18日に録音が行われた。

クラウドファンディングに関する情報は、『タイヨウのくにとツキのふね』クラウドファンディングサイトより入手可能である。

 

 

 

 

(2018年4月22日 文責: 浅野涼子)

 

 

 



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