チャウショール外相 NSUをめぐる裁判の判決は「不十分」

メヴリュト・チャウショール外務大臣が、ドイツで国家社会主義地下組織(NSU)のテロ組織をめぐる裁判で、裁判所が本当の意味での犯人を明らかにしていないため、その処置は不十分だと述べた。

チャウショール外相 NSUをめぐる裁判の判決は「不十分」

北大西洋条約機構(NATO)会議に出席するためにベルギーの首都ブリュッセルを訪問しているレジェプ・ターイプ・エルドアン大統領に同行しているチャウショール大臣は、

「殺人事件の背後に誰がいたのか、誰が情報を扱っていたのか、地下国家に誰がいるのか、どの機関があるのか、これらが明らかにされるべきであり、これらの者の刑罰を受けるべきだ。」と語った。

チャウショール大臣は、トルコのNATOにおける常任代表施設で記者団に発表を行い、ドイツで5年間続いているNSUの裁判が終結し、裁判所が判決を下し、第一の被告が10件の殺人事件により終身刑を言い渡されたことを振り返った。

第一の被告と他の被告への懲罰は重要であると述べたチャウショール大臣は、

「しかし、この過程でこの殺人事件の背後にいる者らが明らかにされていない。この被告らは特に情報機関と地下国家から支援を受けたと供述したが、これらの者、または機関が誰であるかが明らかにされていない。」と話した。

チャウショール大臣は、一部の目撃者が殺害されていることもわかっていると述べ、第一の被告と他の被告は懲罰を受けるだけでは足りないと語った。

ドイツで5月にゾーリンゲンの悲劇の25周年目追悼式典に出席し、その悲劇の原因となった攻撃事件は最初でも終わりでもないと述べたチャウショール大臣は、

「ドイツで攻撃事件が続いており、ヨーロッパで差別主義が高まり、差別攻撃が増えている。その犯人が懲罰を受けずして、我々がこの過程を防ぐことはできない。」と警告した。

チャウショール大臣は、トルコのドイツへの期待は、この裁判の他の犯人を明らかにするために捜査が続けられることだと述べ、トルコはこの経緯を入念に追っていくと伝えた。

イブラヒム・カルン大統領府報道官も、NSUをめぐる裁判は満足のいくものではないと述べた。

カルン報道官は、ツイッター(Twitter)から発表を行い、次のように続けた。

「残念ながら、ドイツはNSUの裁判において、差別主義と差別主義者に対し十分に対応せず、我々への誠実さを示さなかった。ドイツ当局が、ドイツとヨーロッパで高まる差別主義と、妥協することなく戦い、その内容で、特に政治家とメディアが常識的に行動するよう我々が期待していることを強調したい。」

 

(2018年7月11日)



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