トルコ・フィギュアスケート界のリトルプリンス、エフェ君がスケートを始めた訳(わけ)

トルコ中が待ちに待ったフィギュアスケートの新しいスターが、エーゲ海の町から現れた。しかも若干12歳。イズミル大都市から誕生したトルコ・フィギュアスケート界のリトルプリンス、エフェ・チェテズ君が、フィギュアスケートを始めた訳(わけ)と憧れる選手について語った。

トルコ・フィギュアスケート界のリトルプリンス、エフェ君がスケートを始めた訳(わけ)
【Video】 トルコ・フィギュア界のプリンス、エフェ君
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イズミルのエフェ・チェティズ君が、若干12歳でフィギュアスケートの世界記録を樹立した。

(2018年1月8日)

 

 

 

「氷のエフェ」との異名を持つ、フィギュア歴6年のエフェ君は、行き先々の国際大会でメダルを手土産に帰国し、どんな大会に出場しても入賞を果たすエフェ君が、これまでに集めたメダルの数は約30個。そのうち26個が「金」である。

 

 

 

 

そのため、エフェ君はコーチたちに「アルトゥン・チョジュク(ゴールデン・チャイルド)」と名づけられた。

 

 

さらに1月には、首都アンカラで開催されたトルコ選手権の、ベーシック・ノービスA男子の部の技術点で、2014年にチェキア(チェコ)のマティアシュ・ベロラドスキー選手が持っていた22.93点という世界記録を上回る23.03点をマークし、12歳にして「世界記録保持者」となってしまった。この記録は、国際スケート連盟により正式に登録された。

エフェ君は、これについて、「自分を成長させ、もっと素晴らしいことができるように、とても練習した。そして今、世界記録保持者となった」と語っている。

 

 

このように、成功の階段をまっしぐらに駆け上がり、トルコのフィギュアスケート界の明るい未来をどんどん切り開くエフェ君がフィギュアスケートを始めたきっかけとは、いったい何だったのだろうか。

 

 

 

まだ誰もいない空っぽのアイススケートリンクをじっーと眺め、決心したエフェ君

 

エフェ君がフィギュアスケートの世界に導かれたそもそものきっかけは、近所にアイススケートリンクができたことだった。

家族の話によると、エフェ君と家族は近所にできたイズミル大都市自治体のアーシュク・ヴェイセル・レクリエーション・アリーナ・アイススケートリンクに行った。できたばかりのアイススケートリンクはまだオープンしていなかったため、建物の大きい窓から中をのぞき込んだ。そのとき父親が「エフェ、スケートクラスに申し込むか?」と聞いたところ、まだ誰もいない空っぽのアイススケートリンクをじーっと眺めていたエフェ君は、「うん」と答えたのだと言う。

 

そのエフェ君は、当時について、「スケート場ができたと父に聞いて、僕もスケート教室に通いたいと言った」と話している。

 

エフェ君の目には既に、アイススケートリンクの真ん中で金メダルを手にする自分の姿がはっきりと映っていたのだろうか。

 

 

 

 

 

憧れの選手は、日本のフィギュアスケート界の貴公子の最大のライバル

 

「スケート教室に通い始めてしばらくした後、イズミル大都市スポーツクラブの選抜試験があり、選ばれた」と話すエフェ君は、これまでの成功に満足することなく、常に自分を成長させることに集中し、日々練習に励んでいる。

 

そんなエフェ君の目標は、オリンピックに出ること。

 

そして、憧れの選手は2月に韓国で開催されるピョンチャンオリンピック(平昌オリンピック)に出場予定で、日本フィギュアスケート界の貴公子、羽生結弦(はにゅう ゆづる)選手の最大のライバル、アメリカのネイサン・チェン選手なのだとか。

 

2022年ペキンオリンピック(北京オリンピック)を目指すエフェ君のチャレンジは続く。

 

 

 

(2018年1月10日 文責: 浅野涼子)

 

 

 

 


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