【バレーボール】 日本女子バレー史上初の外国人コーチ、フェルハト・アクバシュさん日本で始動

日本女子バレー史上初の外国人コーチでトルコ人のフェルハト・アクバシュさんが、日本での活動を開始した。

【バレーボール】 日本女子バレー史上初の外国人コーチ、フェルハト・アクバシュさん日本で始動

 

 

 

日本バレーボール協会の公式Twitterアカウントからツイートされた情報によると、フェルハト・アクバシュさんは、5月1日に日本に到着した。

日本バレーボール協会は、公式Twitterアカウントから成田空港に到着したばかりのアクバシュさんの写真をシェアし、アクバシュさんが日本に到着した喜びを伝えるとともに、「アクバシュコーチをよろしくお願いします。」と日本式に挨拶した。

 

日本のスポーツ新聞サンケイスポーツ(サンスポ)の報道によると、5月16日に始動した中田久美監督率いる日本女子バレーチーム「火の鳥NIPPON」は、アクバシュさんが英語で出した指示を理解しながら数時間ぶっ続けで練習するという新たなチャレンジを行っている。

中田久美監督は5月26日に東京で行った記者会見で、「これが世界共通、世界標準なんだということがみんなわかったと思う。私が怒鳴るより、いろんな監督の下でコーチをやってきた外国人が英語で言うのは違う。」と話した。

 

アクバシュさんはこれから2020年東京オリンピックでの金メダル獲得を目指し、中田監督をはじめスタッフたちとともに日本女子代表チームを引っ張っていく。

 

中田監督は5月26日の記者会見で、「あくまでも勝ちにこだわり続け、2020年に伝説に残るチームを作り上げたい」と熱く抱負を語った。

 

2020年の東京オリンピックでは、トルコ女子代表チームとアクバシュさんが指導する日本女子代表チームの夢の対決が見られるかもしれない。

 

 

 

フェルハト・アクバシュさん、心境と抱負を語る

 

 

 

 

アクバシュさんは1か月ほど前、ミリエット紙のインタビューに応じ、1日の予定でルーマニアのブカレストからイスタンブールに戻り、心境や抱負を語った。

 

アクバシュさんは日本女子代表チームと交渉を行っていた時期は、日本女子代表チームが非常に高い関心を示してくれて嬉しい時期だったと明かした。

アクバシュさんは、交渉は日本人の職業倫理上の理由からすべてが非常にゆっくりだったが着実に進んだと満足感を示した。

 

アクバシュさんは、2016年12月にトルコ女子代表チームAのヘッドコーチを辞めた後すぐに日本女子代表チームから話が来たことについて、「正直なところ、こんなに早くナショナルチームに関わることになるとは思わなかった。」と心境を明かした。その理由として、ナショナルチームはそれぞれの国のバレーボール連盟のもとで、普通のバレーボールクラブよりも長期計画で活動しているからだと説明したアクバシュさんは、「自分は若いので、ブランクがあきすぎるのは良くないと思っていた。いいチャンスを捕まえた。」と話した。

 

アクバシュさんは、日本での最初の目標は、「世代交代」だと話した。

アクバシュさんによると、日本や中国など極東の国では、ひとつのオリンピックが終わると全く新しいチームを編成し次のオリンピックに移行、つまり世代交代するという形で動いているため、世代交代がうまく行われることはチームの優先課題となる。

アクバシュさんはまた、日本女子代表チームの象徴的存在だった木村沙織選手が引退したばかりなので、木村選手の空白を埋めることは、プレーの面からも象徴の面からも最も大きな目標のひとつとなると話した。

木村選手の空白を埋めるいい選手たちがいることを明らかにしたアクバシュさんは、今年は移行期間ととらえてチームの再構築を重点的に行い、バレーボール女子世界選手権が日本で開催される来年(2018年)さらに本格的に活動すると話した。

 

「オリンピックに向けてフェルハト・アクバシュが日本を指導する」ということが話されていることについて、アクバシュさんは、そういう言葉を聞くよりも「それを生きる」ことのほうが非常に大切だとし、「東京で日本の国旗のもとに国を代表すること、国とオリンピックの一部となることはとても名誉なことだ」と話した。

 

アクバシュさんは、今のところトルコでの計画は特になく、今は国外で経験を積んで自らを向上させたいと言う。

その理由としてアクバシュさんは、「国外でのチャンスはなかなかやって来ない」こと、「日本やヨーロッパや極東での経験はすべてトルコでの経験よりもはるかに良いものである」こと、「国外で経験することはどんなに悪いことだろうがどんなに良いことだろうが、何でも自分自身の学びとなる」ことを挙げた。

 

 

 

日本女子代表チーム初の外国人コーチ、フェルハト・アクバシュさんとは?

 

フェルハト・アクバシュさんは、1986年4月12日にトルコのイスタンブールで生まれ、コジャエリ大学を卒業した。身長は196センチである。

アクバシュさんは、本当はバスケットボールをしたいと思っていたが、選考会の日を逃してしまった。バスケットボールの夢がかなわなかったアクバシュさんは、バレーボールの中に自分自身を見出した。トルコ男子代表選手としても活躍した。

 

アクバシュさんのコーチとしてのキャリアは、2004年にトルコのガラタサライ女子バレーボールチームで始まった。2006年にはトゥルクテレコムに移籍した。このほか中国の女子プロバレーボールクラブ広東恒大女子排球など、国外でのコーチ経験もある。

2009年にはトルコ代表チームのコーチになった。2015年3月から2016年12月まで、トルコ女子代表チームAのヘッドコーチを務めた。

2017年1月からはルーマニアのバレーボールチームCSMブカレストとして活躍している。アクバシュさんが参加してから、このチームは負けを知らないと言う。

アクバシュさんは、日本女子バレー代表チームのコーチとCSMブカレストのコーチを兼任するとのことである。

 

日本バレーボール協会によると、アクバシュさんの愛称は、「フェロー」とのことである。

 

 

(2017年5月28日 文責: 浅野涼子)

 

 

 

 

 

 

 



注目ニュース