【ジャマル・カショギさん殺害】 ニューヨーク・タイムズ紙がトランプ大統領に関する記事

アメリカのニューヨーク・タイムズ紙は、サウジアラビア人ジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏殺害でサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン皇太子が犯人であることを示す証拠が増えているにもかかわらず、アメリカのドナルド・トランプ大統領がこのことを認めようとしないと記した。

【ジャマル・カショギさん殺害】 ニューヨーク・タイムズ紙がトランプ大統領に関する記事

 

マーク・ランダー記者署名の「カショギ氏に関する証拠にもかかわらずトランプ大統領はムハンマド皇太子と共にある、なぜか」と題した分析で、カショギ氏殺害の命令を下したのはムハンマド皇太子であるとする主張を含めたアメリカ中央情報局(CIA)の報告がまだ公開される前からトランプ大統領が威嚇し始めたことを指摘した。

「トランプ大統領にとって、ムハンマド皇太子が電話で自身は殺人と一切関係がないと言うだけで十分である」と記された記事では、トランプ大統領がカショギ氏殺害で信用を揺るがす証拠のうちで最も重要な一部である音声録音を含めて「苦痛を与える恐るべきもの」であることを理由に聴くことを拒んだが、このことは諜報当局の中で見解の相違を生む可能性があると明かした。

ランダー記者は次のように続けた。

「トランプ大統領の発言は、イランからイスラエル・パレスチナ和平プロセスに至る中東戦略の基盤であり、合意の大部分がまだ支払われていないとしてもアメリカの軍事兵器の重要な顧客であるサウジ王室の33歳の後継者にアメリカ政権がどれほど深く投資を行ったかを示す生写真となった」

アメリカの中東戦略でサウジアラビアが重要拠点であることに注意が促された記事では、カショギ氏殺害後に議会で発生した反イエメンの波に対してホワイトハウスがカショギ氏事件を利用して紛争が最も短期間で解決されるようムハンマド皇太子を強制する可能性があるとの見解がシェアされた。

記事では、「トランプ政権がイエメンと議会を買収しようとしたことは非常に明白である。しかしこれは、ムハンマド皇太子が地域の安定を壊す勢力であるという問題を解決しない」とするブルッキングス研究所の古参のサウジアラビア専門家ブルース・O・リーデル氏の見解も掲載された。

カショギ氏は10月2日に婚姻手続きのために入館した在イスタンブール・サウジアラビア総領事館で惨殺されている。

 

(2018年11月20日)



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