国連、イエメン内戦をめぐり緊急の呼びかけ

国連のミシェル・バチェレ人権高等弁務官が、イエメンで続く内戦の当事者に、人々の痛みを止めるために緊急の取り組みを行うよう呼びかけた。

国連、イエメン内戦をめぐり緊急の呼びかけ

バチェレ弁務官は書面発表を行い、フダイダでここ数日間激化している衝突が、「良心が耐えられないような規模の人々の被害」を引き起こしていると強調した。

戦争も法に沿って行われるものだと注意を促したバチェレ弁務官は、イエメンで衝突している全当事者に国際人権法を尊重するよう呼びかけ、

「サウジアラビア主導の有志連合、フーシ派軍、その支持者そしてこれらに武器を供与している他の内戦当事者は、イエメンの人々を癒すために、飢饉や民間人の殺害を阻止する力や影響力を持っている」と述べた。

バチェレ弁務官は、国連人権高等弁務官事務所が得た情報によれば、フダイダ州、サダ州、サヌア州に向けて、10月31日から11月6日までに少なくとも110回の空爆が行われたと述べた。

バチェレ弁務官は、10月24日から今までフダイダで少なくとも23人の民間人が死亡したことが確認されているものの、その数はさらにずっと増える可能性があると述べた。

フダイダでは今年6月から今までおよそ44万5000人の民間人がもといた場所を追われたと伝えたバチェレ弁務官は、イエメン各地で食糧不足に直面している1400万人の人々の状況をさらに悪化させる軍事衝突を、直ちに終わらせる必要があると呼びかけた。

イエメンではおよそ4年前に勃発した内戦で、21世紀最大の飢饉と人道危機が起こっている。

2900万人の人口を抱えるイエメンでは、2220万人の民間人が、人道支援や保護を必要としている。

 

(2018年11月10日)



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