【イエメン】 10分に1人の子どもが死亡

イエメンで、予防が可能な病気によって10分に1人の子どもが死亡している。

【イエメン】 10分に1人の子どもが死亡

 

国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)中東・北アフリカ地域事務所のハイラト・カラバリ代表はヨルダンの首都アンマンで記者会見をを開き、イエメンにおける人道状況に関して発言した。

カラバリ代表は、イエメン国内における劣悪な医療状況を指摘し、

「イエメンでは予防が可能な病気によって10分に子ども1人が死亡している」と述べた。

「イエメンは現在、子どもたちの地獄である」と述べたカラバリ代表は、この状況は一部ではなく、イエメン人の子どもすべてが対象となっていると強調した。

カラバリ代表は、同国における栄養失調にも注意を引き、

「毎年5歳以下の子ども3万人が死亡している。栄養失調を止められればこの死亡は未然に防ぐことが可能である」と述べた。

イエメンで子ども180万人が重度の栄養失調にさらされていると明かしたカラバリ代表は、これらの子どもたちのうち40万人が生命の危険にさらされていると伝えた。

カラバリ代表は、栄養失調によって生命の危険にさらされている子どもの40パーセントはフダイダにいると語った。

カラバリ代表はまた、人道支援が無条件に届けられ、国民が保護されるようイエメンの紛争当事者たちに呼びかけた。

長期にわたって政情不安が発生しているイエメンで正当な現政権に蜂起したフーシ派が、2014年9月以降、首都サナアと一部地域を制圧している。

国内の数多くの都市が軍とフーシ派間の戦闘の舞台となっている。サウジアラビアが主導する有志連合軍は、2015年3月以降、イエメン政府を支援している。

イエメンで当事者間の紛争が続く中、サウジアラビアが主導する有志連合軍の介入によって同国の人道状況はさらに悪化した。

医療をはじめとする数多くの面で人道危機が発生している同国で、清潔な水の入手困難、栄養失調、医薬品および医療物資の不足といったことが原因でコレラをはじめとする伝染病が日々蔓延している。

国連の報告によると、医療や食料のサービスの崩壊以外に伝染病が原因で、子どもをはじめとする国民は大きな人道悲劇に見舞われている。

 

(2018年11月5日)



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