【ジャマル・カショギさん殺害】 メルケル独首相、サウジアラビアへの武器輸出に否定的

ドイツのアンゲラ・メルケル首相は、同国がサウジアラビアに対して行っていた「すでに限定的であった武器販売を現状で行うことは不可能である」と表明した。

【ジャマル・カショギさん殺害】 メルケル独首相、サウジアラビアへの武器輸出に否定的

 

メルケル首相は、ヘッセン州のフォルカー・ボフィエー州首相と共同記者会見を開き、サウジアラビア人記者のジャマル・カショギ氏が殺害されたことを最も厳しい形で非難すると明かした。

事件は緊急に解明される必要があると強調したメルケル首相は、まだ何も机上に持ち込まれておらず、責任者が問責されていないと語った。

メルケル首相は、「すでに限定的であった武器販売を現状で行うことは不可能である」と述べ、国際レベルで事件に反発が示されるよう協議を続けていくと語った。

ハイコ・マース外務大臣も前日、ドイツ公共放送連盟ARDに発言し、

「何があったのか分からない限り、サウジアラビアへの武器の輸出に関して前向きな決定を下す土台が見つからない」と述べている。

サウジアラビアは、ドイツが年初以降、アルジェリアに続いて2番目に多く武器を販売している国である。

ドイツは、今年(2018年)の9か月間にアルジェリアに約7億4150万ユーロ(日本円で約963億円)、サウジアラビアには約4億1700万ユーロ(日本円で約542億円)相当の武器を販売した。

2016年にサウジアラビアに5億3000万ユーロ(日本円で約688億円)相当の武器の輸出を許容していたドイツは、2017年にこの額を2億4900万ユーロ(日本円で約323億円)に減少させている。

サウジアラビア政府は、10月2日に在イスタンブール・サウジアラビア総領事館に入ったあと行方が分からなくなっているカショギ氏が「領事館内で発生した事件の結果死亡した」と発表している。

 

(2018年10月22日)



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