【ドイツ】 トルコ人殺害などの罪に問われていたNSUメンバーに判決

ドイツで、トルコ人8人を含む10人を殺害、爆弾攻撃、銀行強盗を行ったとして裁判を受けていたテロ組織、国家社会主義地下組織(NSU)メンバーのベアーテ・チェーペに終身刑が言い渡された。

【ドイツ】 トルコ人殺害などの罪に問われていたNSUメンバーに判決

 

ミュンヘン高等裁判所で5年以上にわたって公判を行ってきた裁判官団のマンフレッド・ギョツル裁判長は、第438回公判で判決を言い渡した。

裁判官団は、国家社会主義地下組織が犯した殺人とそのほかの犯罪の共犯で、テロ組織メンバーであるチェーペに終身刑を言い渡した。

国家社会主義地下組織を援助、およびほう助した罪でラルフ・ヴォールレーベンに10年、アンドレア・エミンガーに2年半、ホルガー・Gに3年の禁固刑が言い渡された。

公判の過程で罪を告白したカールステン・Sには、少年法にしたがって3年の禁固刑が言い渡された。

検察が禁固刑12年を求めたアンドレア・エミンガーに禁固刑2年半が言い渡されると、傍聴人として法廷にいたネオナチが拍手したが、これは裁判官団の反発を招いた。

ドイツで2000-2007年にトルコ人8人を含む10人を殺害、爆弾攻撃2件、銀行強盗15件を行った罪に問われているテロ組織、国家社会主義地下組織のメンバーの存在と殺人における役割は、2011年11月4日に偶然の結果判明している。

国家社会主義地下組織のメンバーであったウーヴェ・ベーンハルトとウーヴェ・ムントロースは、2011年11月4日に銀行強盗を行ったあと、潜伏していたトレーラーハウスで遺体となって発見され、自殺したとされている。

ミュンヘン高等裁判所で2013年から行われている公判でテロ組織、国家社会主義地下組織のメンバーであるとして裁判を受けているベアーテ・チェーペは、国家社会主義地下組織が最後に使用していた隠れ家に放火してから数日後に警察に捕まっている。

公判では、テロ組織、国家社会主義地下組織メンバーで唯一生存しているベアーテ・チェーペと同組織に援助およびほう助を行った罪に問われているラルフ・ヴォールレーベン、アンドレア・エミンガー、ホルガー・G、カールステン・Sが裁かれた。

 

(2018年7月11日)



注目ニュース