リー・ミャンマー人権問題担当国連特別報告者が呼びかけ

ミャンマーの人権問題を担当する李亮喜(ヤンヒ・リー)国連特別報告者は、ミャンマー・ラカイン州のムスリム、ロヒンギャ族に対して「大量虐殺の定義に一致する特徴を持つ」暴力事件の責任者が最も厳しい形で処罰されるよう呼びかけた。

リー・ミャンマー人権問題担当国連特別報告者が呼びかけ

 

国連ジュネーブ事務局で続けられている第37回人権理事会会議で加盟国に演説したリー特別報告者は、ミャンマー政府が自身に入国禁止を科したことを振り返り、ミャンマー全土で緊張が高まり始めたと警告した。

リー特別報告者は、ミャンマー軍がロヒンギャ族に対して行っている暴力行為が「大量虐殺の定義に一致する特徴を持つ」ことに対する懸念がさらに深まったと強調し、責任者が最も厳しい形で問責されるよう呼びかけた。

同国で8月25日以降継続する暴力事件がなおも続いていることを強調したリー特別報告者は、

「この暴力事件に介入しない、阻止しない、非難しない政府首脳もまた問責されるべきである」と話した。

リー特別報告者は、ミャンマー政府がカチン州やカイン州で新たな軍事攻撃を開始したとの情報を共有し、同政府がラカイン州に留まっている少数のロヒンギャ族も地域から立ち去らせようと飢餓政策を進めていると述べた。

ラカイン州には1970年代にロヒンギャ族約200万人が暮らしていたと推定されているが、ミャンマー政権が実施した組織的な暴力によって発生した移住の高まりで現在この数は30万人以下に後退した。

国連によると、8月25日以降ラカイン州から逃げることを余儀なくされてバングラデシュに避難した人の数だけでも70万人以上である。

国際人権組織は、公表した衛星画像で何百もの村が破壊されたことを証明した。

国連と国際人権組織は、ロヒンギャ族に対する暴力を「民族浄化」または「大量虐殺」と呼んでいる。

 

(2018年3月12日)



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