フランスでテロ組織DEASHメンバーの息子の母親に懲役10年
フランスで、テロ組織DEASH(ISIL)のメンバー1人の母親に、10年の懲役が言い渡された。

シリアでテロ組織DEASHに参加している息子を3度訪問したと明らかにされている「ジハードの母親」と呼ばれる51歳のクリスティーヌ・リヴィエールは、昨日(10月6日)出廷を命じられた。
テロ組織のメンバーであるとの罪を負っているリヴィエールが、息子タイラー・ヴィルスに妻を見つける目的で若い女性をシリアに送り込んでいたことが確認されたと伝えられた。
リヴィエールは、裁判所での供述で、息子が帰還しないことを恐れて息子を訪問したと述べた。
リヴィエールは、テロ組織のメンバーであるほか、息子に物的支援を行い、息子の過激思想を共有し、テロのプロパガンダの映像をインターネットで発信したことにより、10年の懲役を言い渡された。
テロ組織DEASHに参加し、現在フランスで懲役を受けているリヴィエールの息子は、今後裁判所への出廷を命じられると予定されている。
フランスではしばらく前にも、1人の母親が、DEASHのメンバーだった息子に資金送付したことにより罪を問われ、2年の懲役を言い渡されている。
(2017年10月7日)