【日本】 横田基地訴訟、地裁が国に賠償を命じる判決

日本の裁判所は、東京西部の福生市にあるアメリカの横田空軍基地から飛び立つ航空機によって引き起こされる騒音により、基地周辺住民に損害賠償が支払われるよう判決を出した。

【日本】 横田基地訴訟、地裁が国に賠償を命じる判決

 

日本の報道機関、共同通信が伝えた報道によると、東京地方裁判所は基地周辺住民約1000人の訴えによって起こされた訴訟で、地域で発生している騒音被害により原告に6億1000万円の賠償を支払うよう日本政府に命じた。

裁判所はまた、騒音被害が続いた場合、加重等価平均感覚騒音レベル(WECPNL、うるささ指数)の値にしたがって値70の被害を受けている周辺住民には月額4000円、値80の被害を受けている周辺住民には月額8000円、値85の被害を受けている周辺住民には月額1万2000円の賠償を支払うよう命じた。

瀬戸口壮夫裁判長は、判決理由として、周辺建物に遮音措置を施すなどの政府の対策は十分な結果をもたらさず、専門団体が繰り返し警告してきたにもかかわらず、政府が問題の恒久的な解決に向けた対策を講じなかったことを強調した。

瀬戸口裁判長は、「基地を飛び立つ航空機がどれほど公共の福祉に奉仕しているとしても、この犠牲を原告が払うことは公正ではない」と述べた。

一方で裁判所は、夜間や早朝の飛行差し止めを求めた周辺住民の訴えは退けた。

日本の最高裁判所が2016年12月に東京近郊にある厚木空軍基地に関して出した判決でも、アメリカの航空機の離発着に関する決定を下すのは日本の管轄にはないとされている。

日本の住宅地付近にある軍用基地から引き起こされる騒音は、長年論争の的となっている。日本政府はこれまでにこの問題で起こされた訴訟で原告に損害賠償335億円を支払った。

 

(2017年10月11日)


キーワード: 騒音 , 横田基地 , アメリカ

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