ハローキティがピンチ サンリオなど3社がEU競争法違反の疑いをかけられる EUが調査を開始

欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州委員会は6月14日、日本の大企業サンリオが「ハローキティ」などのキャラクターのライセンス契約でEU競争法に違反した疑いがあるとして、正式に調査を開始したと発表した。

ハローキティがピンチ サンリオなど3社がEU競争法違反の疑いをかけられる EUが調査を開始

 


 

サンリオのほか、アメリカの大手スポーツ用品メーカーのナイキと、大手映画会社のユニバーサル・スタジオも調査の対象となっている。

サンリオは「ハローキティ」などのキャラクター、ナイキはサッカークラブ「バルセロナ」、ユニバーサル・スタジオは「ハリー・ポッター」などの映画のライセンスがある。

 

3社はライセンスを持つ商品の契約や商品の販売において、3社もしくはライセンスを受けた業者がEU域内での国境を越えた販売やオンライン販売に制限をかけ、EU域内での公正で自由な競争を妨げた疑いがあるとされている。

EU域内での国境を越えた販売やオンライン販売に制限をかけるのは、EU域内での公正で自由な競争を促し、市場の独占を禁止するEU競争法に違反する行為となる。

調査の結果、違反したことが確定された場合、多額の制裁金が科される可能性がある。

 

 

この件に関しサンリオは、6月15日にインターネットサイトにIRニュースを発行し、「当社および子会社は、今後、欧州委員会の調査に協力し、何らかの決定事項が発生した場合は速やかに開示する」とコメントしている。

 

 

サンリオは、「ハローキティ」「マイメロディ」「キキララ」などのキャラクター商品の企画・販売を行う企業で1960年8月10日に東京都千代田区に設立された。現在本社は東京都品川区にある。サンリオの利益の大半は国外ライセンスからの収入による。

サンリオ一番の人気キャラクターで1974年11月1日に誕生した「ハローキティ」は、2016年6月23日に国民投票を行い、2017年3月29日にEUから離脱することを正式に通告したイギリスのロンドン出身であることが明らかになっている。

 

 

 

(2017年6月15日 文責: 浅野涼子)

 

 

 



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