TRT日本語特派員が行く(第3回 :2019年2月5日放送)
今週のリポート 「天皇陛下御在位三十年記念 2019ジャパンパラゴールボール競技大会」

TRT日本語特派員が行く(第3回 :2019年2月5日放送)
さあ、1週間のお楽しみ、「TRT日本語特派員が行く」のお時間になりました。今日はどこからどんな情報を届けてくれるのでしょうか。楽しみですね。では、みなさん一緒にアタライ特派員を呼びましょう。
アタライ特派員、よろしくお願いしま~す!!!
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(アタライ特派員)
TRT日本語ラジオをお聴きのみなさん、めるはば。こんにちは。
TRT日本語特派員のアタライです。
この週末、千葉ポートアリーナで行われた、「天皇陛下御在位三十年記念 2019ジャパンパラゴールボール競技大会」に行ってきました。
みなさん、「ゴールボール」は何か、ご存知ですか?
「ゴールボール」は、「全神経を集中させる静寂な格闘技」とも言われています。2つのチームがコートで、鈴の入ったボールを転がすように投げ合い、時間内に相手のゴールにどれだけ入るかを競います。鈴の音が聞こえなくなると困るので、試合の最中は全員静かにしていなければなりせん。また、公平な競技を行うために、選手は全員、「アイシェード」と呼ばれるゴーグルの形をした黒い目隠しをしてプレーをすることになっています。
ゴールボールは、そもそもは視覚障害者のリハビリのために考えられたスポーツで、1946年に始まりました。1976年からパラリンピックの正式種目になっています。
どうして行ったのか、それはトルコのチームを応援するためです。
2月1日から2月3日まで開催された競技大会には、日本、ブラジル、アメリカ、そしてトルコの4か国が参加しました。
「クワイエット プリーズ(静かにしてください!)」で始まる試合は、当然観客も静かにしているので、重たいボールの音だけが会場に響いていました。予選リーグでは世界選手権MVPのトルコのセブダ・アルトノロクが活躍を見せ、なんと6戦全勝で決勝に進み、決勝戦の相手はそう日本でした! 激しい戦いでしたが3対0でトルコが勝利し、圧巻の全勝優勝で金メダルを獲得しました。
試合の合間にはゴールボールの体験会もあり、私もアイシェードをつけて、実際にボールに触ることができました。ボールの場所がわかるようになかに鈴が入っているので、耳が目になってボールを投げたり、捕まえたりすることができます。みなさんも、機会があったら、ぜひチャレンジしてみてくださいね。楽しいですよ。
障害がない社会をつくるために、パラリンピックを心から応援しましょう!
また来週の火曜日にお会いできるのを楽しみにしています。
それではみなさん、ほしゅちゃかるん。さようなら。
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アタライ特派員、素晴らしいリポートをありがとうございました。この放送はトルコ時間の16時、日本時間の22時にポッドキャストでも配信されますので、ぜひお聴きください。
そして、「TRT日本語特派員が行く」では、みなさまからのお便りをお待ちしております。アタライ特派員へのメッセージや質問など、どしどしお寄せください。みなさまからいただいたお便りは、毎週金曜日放送の「TRT日本語お手紙交換局 ~ 心と心のキャッチボール ~」でご紹介します。
来週の「TRT日本語特派員が行く」をお楽しみに。
ほしゅちゃかるん。さようなら。
2019年2月5日火曜日