「防衛産業における国家プロジェクト」 第10回

防衛産業における重要な進歩

「防衛産業における国家プロジェクト」 第10回

トルコ軍事組合教育局長タルカン・ゼンギン著

 

トルコの防衛産業において、重要な取り組みが次々に行われています。ほぼ毎月、とても重要なプロジェクトの一部が成功し、一部の防衛製品の試行が成功し、一部の重要なプロジェクトの調印式が行われているのを目にしています。この11月の最初の10日間でも多くの防衛プロジェクトを目にしてきました。2018年11月1日にレジェプ・ターイプ・エルドアン大統領の主導によりトルコ科学技術研究会議・防衛産業研究開発(TÜBİTAK SAGE)軍需主要レールシステム(HABRAS)の試行、PULAT攻撃システムの試行、ウシュンプロジェクトの試行が成功裏に行われました。エルドアン大統領はこれらの試行が行われた国産技術開発インフラオープニングセレモニーで防衛産業に関する重要な吉報を伝えました。2018年11月4日にはミルゲム・プロジェクトの内容で製造されたアダ級コルベットの第3弾であるTCGブルガズアダF513が海軍に納入されました。2018年11月8日には防衛産業省が、トルコ独自の製品である国産爆撃機に向けて独自エンジン開発プログラム枠契約を締結し、独自のターボファンジェット戦闘機のエンジンの開発プロセスを開始しました。2018年11月9日には第1弾が18か月後に納入される250両のアルタイ主戦戦車の量産の契約が締結されました。短期間内に実現したこれらの活動は、トルコの防衛産業におけるパフォーマンスがどこまで至ったかを示しています。

HABRAS、PULAT、ウシュンプロジェクト、SİPER

エルドアン大統領は、国産技術開発インフラオープニングセレモニーに出席し、多くの試行の成功を見届けたほか、そこで重要な発表を行いました。エルドアン大統領は演説で、「今日ここで1つ1つが重要な国産技術開発インフラおよび産業プロジェクトを試行するために我々は集まった。重要な設計、知識の蓄積、費やされる多額の予算が国内に留まるよう努めている。軍需主要レールシステム(HABRAS)の稼動とともに、トルコは防衛産業における有数の国となる。この国産技術が生み出した製品の1つはPULAT保護システムだ。この技術によりトルコ軍は最重要の部隊である戦車部隊に向けて大きな重要性を持つシステムを確保する。防衛産業および国産技術の別の独自の製品は、強度レーザーシステム開発、つまりウシュンシステムだ。最初の試行で大きな成功を遂げたこのシステムは、今後、航空機や軍艦で用いることができるようになる」と述べました。エルドアン大統領は、演説で、国産長距離地域防空システムの構築に関する活動が開始されたという吉報を伝えました。SİPERという名により最初の納入は2021年末になると述べました。

新型海底アイドゥンレイスの第1ソースが作製完了

ミルゲムプロジェクトの内容で、トルコ初の国産軍艦が公共事業所であるイスタンブール造船所司令部で建造されました。この軍艦の第3弾であるTCGブルガズアダF513は、エルドアン大統領も出席した式典により、2018年11月4日に海軍に納入されました。高さ99.5メートル、幅14.4メートルのこの軍艦は、重さ2400トンです。その駆動速度により燃料補給なしで6485キロメートル航行できるこの軍艦は、10日間海に留まることができます。ブルガズアダ・コルベットは、水上戦、海底防衛戦、防空戦、監視・偵察、司令管理、非対称防衛戦に用いることができます。

ブルガズアダの納入式が行われた際に、エルドアン大統領はそこで作られる新型海底アイドゥンレイスの第1ソースの建造も見届けました。新型海底アイドゥンレイスは、燃料補給を必要とせずに海を渡り、アメリカとの間を往復できます。また、無音の航行能力により、トルコ海軍の戦闘に大きく貢献することが明らかにされています。水中部分68メートルの長さ、水上部分13メートルの高さ、1850トンの重さになることが伝えられました。

国産戦闘機の独自エンジン開発プログラム

周知のとおり、国内産業製品が最大限に用いられているトルコの独自の設計により、国産戦闘機プロジェクトが続いています。このプロジェクトにより、空軍司令部の2030年代後の戦闘機の需要が国内で独自の設計モデルにより満たされるよう、活動が行われています。現在、この戦闘機独自のエンジンを開発するために、防衛産業省で行われた調印式で、国産戦闘機独自エンジン開発プログラム枠契約が2018年11月8日に締結されました。この契約により、独自のターボファンジェット機エンジン開発プロセスが開始されました。国産戦闘機のエンジンが国内で製造され、完全に独自のエンジンが開発されることが目標とされています。このプロジェクトの最終目標は、独自のエンジンが外国による制限の対象とならないようにすることです。エンジンが国内で開発され、知的財産権の観点からも完全にトルコのものとなることが目標とされています。

アルタイ戦車量産

トルコ陸軍の現在の需要を満たす最新の国産戦車を作るために、長い間活動が続けられました。防衛産業省は、2018年11月9日にアルタイ戦車の量産に向けて契約を締結しました。契約の内容で、量産ラインの構築と、250両のアルタイ戦車の生産が決定されました。最初の戦車は18か月後に陸軍に納入される予定です。

アルタイ戦車に関する報告で、その一部の特徴は次のように述べられました:トルコ初の国産主戦戦車であるアルタイは、その驚異的な射撃力、命中率、高度運動能力により、戦場におけるトルコ軍の最重要の戦車となる。アルタイには、あらゆる脅威に対し戦車を防御するために設計されたモジュラーコンポジットアーマー、そして、化学的・生物的・放射性・原子力の脅威がある環境での乗員による任務遂行を助けるシステムが搭載される。



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