「エコ・ポリティクス」 第46回

輸出における新たな時期

「エコ・ポリティクス」 第46回

ユルドゥルム・ベヤジット大学政治学部経済学科エルダル・タナス・カラギョル教授著

 

8月に起こった通貨ショックを受けて為替が動揺したことにより最大の影響を被ったのは対外貿易です。まず、為替の動揺と対外貿易のデータの間の関係を見ると、そこには輸出にとってポジティブな、輸入にとってはネガティブな関係があると言えます。為替の高騰は、輸出により売られた品物の価格において値下げが要求されず、量も制限されないことを条件とすれば、輸出の収益が増えます。しかし、輸出の収益のこの増加のほか、輸出を行う生産者にとっては状況は同じではありません。なぜなら、為替の高騰とともに予算がさらに多く費やされるからです。このことは、輸入の支出を増やし、輸入の停滞を招きます。では、ここ数か月の為替の動揺はトルコ経済にどう影響したでしょうか?

トルコ経済は為替の高騰の後の10月に対外貿易のバランスの観点から重要なプロセスをかいくぐりました。最近発表された未確定の10月の対外貿易データによると、トルコ史において新記録が達成されたことを言わなければなりません。10月に157億ドル(約1兆7882億円)となった輸出額は、12か月間の集計として1668億ドル(約18兆9985億円)に達しました。10月の輸出の輸入に対する割合は、96.7パーセントとなり、大きな成功を見せました。

対外貿易のバランスにおけるこの改善の詳細とともに検討すると、輸入の停滞が注意を引こうとも、輸出額が増えたことは重要な進展であると言えます。

はっきりいうと、輸出の増加とサポートについて、為替が高騰し、またその後の為替が予測可能になったことにより、このプロセスが経済のバランスに大きく貢献するであろうことが予想されます。

また、輸出が持続可能になるために生産物の輸入に対する高い依存率を下げることが緊急に必要であることは明確です。この取り組みは、生産を増やす効果を生む一方で、対外赤字、また経常赤字を減らす効果をもたらします。

今日は、輸出額の上昇が持続可能になるまさにそのときです。地域でも国際社会でも輸出を奨励し、最も小規模な商業者や中小企業の輸出の実施のためにも様々な機会を提供し、簡易化する必要があります。

国際社会における貿易協力やパートナーシップの発展にとって、投資環境の改善が続けられる必要があります。外国人投資家が直接奨励を受けることが、その繋がりで極めて重要です。

最も重要なのは、生産費の引き下げと競合的な環境のために利息の支出を減らし、利息を明確なレベルに引き下げることです。

では、輸出するものは何であるべきでしょうか?トルコの輸出のキャパシティをどう拡大できるでしょうか?周知のとおり、この問いの答えは生産の増加です。生産の増加は、企業のキャパシティの増加、また新たな投資の点や起業が実現することで可能となります。

これらのことは、中期的に極めて明確で重要な選択肢です。しかし、無視してはならないのは、世界経済においてテクノロジーが急速に発展していることです、研究開発、イノベーション、高度技術分野で進んでいくために、我々もその流れに乗らなければなりません。

今日、投資が問題となると、テクノロジーに焦点を当てた投資の奨励をさらにもう1歩進める必要があります。総合的な投資の中で、支援を受けるテクノロジーの投資の割合が高まる必要があります。

なので、トルコが輸出において新たな物語を記すためには、新たな輸出市場の発見と同じように、高度技術の投資を奨励することも極めて重要です。



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