「エコ・ポリティクス」 第32回

100日間行動計画

「エコ・ポリティクス」 第32回

ユルドゥルム・ベヤジット大学政治学部経済学科エルダル・タナス・カラギョル教授著

 

先週、エルドアン大統領が新たな時期の100日間行動計画を発表し、新制度の最初の行動がどのようなものになるかが明らかにされました。大統領府と省庁のもとで作成されたこの行動計画において、経済が最も重要な優先分野となっています。現在400のプロジェクトがあるこの計画が、新たな時期に新生トルコの動きを実現すると予想されています。また、この行動計画により、8月に発表される中期計画の前に、新たなロードマップが辿られていることが言えます。

トルコ経済が今日まで遂げてきた成功の背景にある最大の要素の1つは、敏感な予算原則です。この点で、この計画にある最大のテーマの筆頭に来るのは、公共予算に関して行われる取り組みであると言えます。今後もこの認識が持続し、経済の行程にとって極めて重要な公共予算がさらに強力な構造を持つための効果的な政策が講じられることが目標となっています。

ここ最近、金融へのアクセスが困難となっていることで、倹約の重要性が日に日に高まっています。投資、経常収支、経済成長の鍵である倹約について行われる取り組みが、今日では不可欠であることが言えます。特に、この公共の倹約において、公共の対外金融の需要が減ることにより倹約が増えることが、極めて重要です。

100日間行動計画にある別の重要なテーマは、この期間中に実行される400のプロジェクトです。400のプロジェクトのうち48は防衛産業分野であり、それにより、トルコの経済と政治における力を示すこの分野で技術的な発展と並行した活動が行われることがわかります。

トルコは地政学的にも経済への貢献としても極めて戦略的な分野である防衛産業において、確固たる歩みを進めています。その内容で、国内での製造にとっても、また国際舞台でさらに競争力を高めるためにも、レーザー武器システムの開発から長距離地域対空・ミサイル防衛システム、武器搭載航空機「ヒュルクシュ」からトゥルクサット6A衛星の開発まで、極めて詳細な複数のプロジェクトが100日間計画の中に盛り込まれています。

一方、金融についても対外貿易でも、トルコの議題に4つの新たな市場が取り上げられたこと、またこの国々との貿易関係の発展に向けた活動が行われることにも触れなければなりません。中国、メキシコ、ロシア、インドが、今やトルコの輸出における第一の優先国となっています。そのおかげで、対外金融の需要を満たすためのソースの多様性に繋がるリスクの影響の可能性を減らすことが目標です。

対外債務については、中国市場が特に焦点となっています。中国市場をトルコにおける現在の格付機関の格付けに当てはめることにより、そのおかげでトルコを国際信用格付機関の目標から程遠い格付けからも救うことになります。

また、100日間計画において別の重要なテーマであるエネルギーにも触れなければなりません。トルコがここ数年エネルギー貿易における中心国となるためにアナトリア横断天然ガスパイプライン(TANAP)やトルコストリームなどの巨大プロジェクトを行って踏んでいる有意義な歩みの次に、現在は地中海での掘削の開始が計画されています。

東地中海におけるエネルギーの動きを実行する潜在能力によっても力を持つトルコは、自国の領域内で行う活動でも、地域のエネルギーの未来に向けた積極的な政策を実現する準備を整えています。

最終的に総合的な内容に触れたこの100日間行動計画は、中期計画の前の経済にもたらすロードマップと与えたメッセージとともに、極めて大きな重要性を持っています。



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