「エコ・ポリティクス」 第24 回

成長するトルコ経済

「エコ・ポリティクス」 第24 回

ユルドゥルム・ベヤジット大学政治学部経済学科エルダル・タナス・カラギョル教授著

 

2017年に7.4パーセントの成長を遂げたトルコ経済は、世界最大の経済大国の中ですばらしいパフォーマンスを見せ、大きく成功しました。この動きを2018年の第一四半期にも維持し、この時期にも7.4パーセントの成長を遂げたことで、トルコ経済は最も強い成長パフォーマンスを示した世界経済の間で再び上位につきました。

2018年の第一四半期に、国内の需要と投資をもとに成長を遂げたトルコ経済において、民間の消費が11パーセント増えました。国家の最終消費は3.4パーセント増えました。

一般的に、成長の様子を検討すると、成長への最大の貢献は、6.7パーセントの民間消費からであることが見られます。投資は2.8ポイント、国家の最終消費では0.5パーセントの成長を引き上げた要素があります。純輸出額は成長に後ろ向きな影響を与えて3.6パーセント引き下げています。

第一四半期に輸出は0.5パーセント、輸入は15.6パーセント増えているのが見られます。この過程でどれほど輸出から成長にとって非常に重要な貢献がなされておらず、輸入が大きく増えたことで純輸出の影響が減っていても、今後の過程で純輸出が、経済成長への貢献を増やすためにより一層集中が必要な分野の筆頭に来ることを強調する必要があります。

投資の動きを見ると、その増加が非常に前向きであることが言えます。機械装置の投資が7パーセント増えています。この状況は、今後の過程でもトルコの潜在的な成長速度を必ず上げるでしょう。

クオリティの高い成長の機動力である輸出と投資を分けるとすれば、今後の過程でクオリティの高い持続可能な成長のために輸出と投資が成長への貢献をさらに増やす必要があります。

一方、業界別の成長を見ると、サービス業で10パーセント、産業界で8.8パーセント、建設業で6.9パーセント、農業で4.6パーセントの付加価値の増加が見られます。はっきり言うと、ここで産業界の付加価値の増加が成長を円滑にしていることが言えます。

では、この高成長が労働市場に与える影響を見てみましょう。トルコ経済はこの時期に、一方で高成長の数値を達成し、一方で雇用に優しい成長をもたらす労働市場に良い貢献をしました。2018年2月まで、1年間の就業者数は121万人に達し、同様に2017年2月に12.6パーセントだった失業率が、2018年2月には10.6パーセントに後退しました。つまり、トルコ経済はこの時期に得た成長速度により、マクロとしての成功を遂げただけではなく、雇用で得られた成功が、所得分配と社会福祉における改善によりミクロとしてもこのパフォーマンスを見せ続けているのです。

もちろん、最近議論の的となっている国際金融機関がトルコ経済の成長率に向けた予測を引き下げる決定をしていることも事実です。トルコ経済が2018年第一四半期に7.4パーセント成長したことにより、経済協力開発機構(OECD)諸国の間で1位、G20諸国の間では2位についたというこの経済状況から、もとはといえばこれら全機構がまたもや誤った予測をしたことが明らかになっています。

2003年から2017年に平均0.7パーセント、2010年から2017年には平均6.8パーセント成長したトルコ経済は、持続可能で包括的、雇用に優しい成長目標に向けて確固たる歩みを進める中、この枠内で実現した成長政策により、日に日にさらに健全で強力な構造を作り出しています。トルコ経済は今後の過程でも同様の取り組みを維持し、付加価値が高い高度経済ビジョンの枠内で、国内の動きのバランス要素を観察し、世界経済の中でさらに競争力のある地位に達するでしょう。



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