「エコ・ポリティクス」 第9回

産業における最も重要な需要:新たな資金調達方法

「エコ・ポリティクス」 第9回

ユルドゥルム・ベヤジット大学政治学部経済学科エルダル・タナス・カラギョル教授著

 

産業で年々新たなキャパシティの需要が現れることで資金調達方法が増える中、予算が高いことから投資家たちは深刻な障害に直面しています。新たな投資時期において、トルコの新たな産業の過程に移ることに向けて制定されるあらゆる戦略的なステップが非常に重要です。資金源を見つける上で新たな模索や異なる方法を実現することが、この問題の解決における最も有効な方法になるでしょう。

今日トルコで産業キャパシティの利用の割合は80パーセントに至っています。2017年に産業生産率が8.7パーセント増加しました。これらすべてのデータはトルコが産業キャパシティを良い方法で利用しており、新たなキャパシティへの需要があることの指標です。

今後の産業において新たなキャパシティを作り上げることが、必須の条件となりました。ではそれはどう実現可能でしょうか?まず今日ある問題から出発すると、今後実現すべき最も重要な事柄として、新たな資金調達方法が必須であることが見て取れます。

今日産業者の最大の問題の1つは、予算が高いことです。産業者自身の資金の60パーセント近くを金利につぎ込むことは、競争の観点から企業に困難を与え、革新的な生産の障害にもなります。

新たな資金調達方法や株式市場の発展について踏まれるステップは、産業者にとって非常に重要な事柄です。新たな投資時期に直接生産の目標に向けて制定される計画や戦略において、資金源についても良く考慮される必要があります。

そのために特に開発銀行業について注意する必要があります。開発銀行業はより強力で健全な株式構造を得る必要があります。こうして産業にとって長期的で信用可能な資金源がその場で見つかるようになるでしょう。

この内容で、産業企業がより長期的な投資に目を向けるようになり、またこれらの企業が民間銀行と直接接しないですむようになります。なぜなら現在の短期的商業銀行の預金では、企業が投資を行い、また国際市場で競争できるようになることは、非常に難しいからです。

一方、トルコの製造業で生産される製品の70パーセント近くが、低度または中低度の技術製品であり、高度技術製品は3.3パーセントというレベルにとどまっています。なので、産業製品の生産において高度技術製品を増やす方法は、これも資金を必要とします。

開発銀行が特に技術集中型の部門を支援することにより、高度技術製品の生産も加速するでしょう。こうすることで、高度技術製品を生産する産業化時代がトルコで幕を開けるでしょう。

もちろん、財政支援モデルは開発銀行のみによるものではありません。ここで、公共機関も含む財政支援モデルとして、ウェルス・ファンドを視野に入れる必要があります。

ウェルス・ファンドが企業が構成する部門の財政の需要を満たすにおいて戦略的な重要性を持つことが言えます。新たな投資時期にウェルス・ファンドが長期的な財政支援により企業に資金を提供することが、部門の投資を著しく増やすことに繋がる可能性があります。

他方、クレジット保証ファンド(KGF)が、資金調達について重要な役割を担うキャパシティを持っていることを忘れてはなりません。特に高度な領域に集中し、10年という長い保証により産業を支援するクレジット保証ファンドのモデルにより、今後の過程における産業者にとって具体的なステップが踏まれる可能性があります。

また、財政支援のほかに特に土地の割当において現れる障害も、もはや越える必要があります。逆に、ここで産業者の生産活動を支援するためのチャンスを作る必要があります。

先週トルコで投資環境の改善のために非常に重要なステップが踏まれ、「投資環境改善目的による一部法の変更に関する法案」が、トルコ大国民議会(TBMM)で承認されました。

投資の前に立ちふさがる障害が取り除かれ、投資環境が改善され、投資家の活動が奨励され、投資家のための様々な資金調達方法の開発が行われていることは、今日トルコで国内外の投資家にとって最も理想的な土台を築く準備が行われていることの指標です。

トルコが投資において新たな改革とともに出発したこの時期に、産業で新たな資金調達方法を実現することが、その速度をさらに上げ、投資において持続可能な成功をもたらすでしょう。

新たな投資時期には新たな産業ビジョンが必須です。本来、これらすべての事柄は、トルコが高所得層経済国となる重要な道順も示しています。

結論として、今後トルコで高度技術産業投資が支えられる新たな成長物語が、必ずや記されることになるでしょう。



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