「世界のスポーツ」 第32回

1つの伝説が劇的な終わりを迎えました。

「世界のスポーツ」 第32回

ウサイン・ボルトとジャスティン・ガトリンです。

ロンドンで行われた世界陸上競技選手権では、100メートルの決勝戦に人々の注目が集まったのは言うまでもありません。およそ10年間100メートル競技を行わなかったボルトとガトリンの間の競争の結果は、どうなったのでしょうか。ボルトはこの選手権の後はもう引退すると言い、ガトリンが彼に陸上競技を離れないよう説得したことで、この決勝戦は別な意味を持ちました。ボルトは引退すると言った一方、今一度金メダルを獲得し、または獲得しようとし、それか叶わなかったとしても引退するという考えを持っていたかもしれません。おそらく、この気持ちが彼のパフォーマンスに悪影響を与えたのかもしれません。しかし、ボルトがスポーツファンの心の中で特別な地位にいることは事実です。スポーツマンシップ、フェアプレー精神、共感できる振舞いにより、ここ数年で最も愛されたスポーツ選手でした。決勝戦では3位に終わりましたが、トリビューンを埋め尽くした何千人ものスポーツファンは、優勝したのは彼だったかのように彼を受け入れました。ウサイン・ボルトへの観客のアプローチは、ジャスティン・ガトリンの優勝に勝るものでした。まるで競技に勝ったのがボルトで、負けたのがガトリンだったかのようです。全トリビューンの関心の的はボルトでした。競技の終わりの最も素晴らしい光景は、ガトリンがボルトの前に敬意を払って膝を折り、ボルトもガトリンを称賛したことでした。

ウサイン・ボルトは100メートルを9.58秒で走り、新記録を打ち立てていました。この成績に達した他の選手は今のところ誰もいません。ボルトはスポーツマンシップをこれも金メダルにより完了したかったでしょうが、銅メダルにより大きな別れを経験しました。競技の後は引退すると強調しました。ボルトは2008年に北京オリンピック、2012年にロンドンオリンピック、2016年にリオオリンピックで100メートル、200メートル、4×100メートルリレーで金メダルを獲得し、2008年の北京オリンピックでの4×100メートルリレーでスタートを誤ったために失格させられました。世界選手権では2007年に大阪で銀メダル2個を獲得した後、2009年、2011年、2013年、2015年の世界選手権では金メダルを獲得しました。2017年は別れの選手権でした。そして今度も金メダルの希望をもって走りましたが、3位の銅メダルを獲得しました。陸上競技を頂点で終わらせようとしていたときに、大きな別れを告げました。ボルトに関して、次のことが言えます。ジャスティン・ガトリンは35歳で100メートルで優勝した最年長の選手です。4年間ドーピングのペナルティーを科された後、ボルトの最大のライバルとなりました。2人の競争は2人をさらにずっと競技に駆り立て、モチベーションをさらに高めました。ガトリンはボルトを追い抜くと主張し、それを2017年世界選手権で実現しました。しかしボルトの成功物語に追いつくにはもう遅いです。35歳の彼が走ることができるのは、あと何年でしょうか。

テニス界では故障が原因で選手がもう1人いなくなりました。ノバク・ジョコビッチの後にスタン・ワウリンカも2017年のシーズンを終了したのです。選手権から選手権への参加、毎日長時間続く練習、様々なコートで時には土、時には硬い、時にはカーペットのコートでの試合、天気の変化や食事の違い、またそれに似た多くの要素が、プロのテニス選手にとっての困難です。この条件すべてにおいて、テニス選手が自己管理をうまく行い、どの大会のためにも準備を整える必要がある一方、故障はその仕事の一部にまでなってしまいます。ジョコビッチとワウリンカはここ2回のグランドスラムで第1戦でコートを去っており、その理由は故障でした。ジョコビッチは肘の、ワウリンカは膝の故障により、シーズンを終了したと発表しました。ワウリンカは「医師が膝の手術を行う必要があると言っており、元の状態に戻ってハイレベルの試合を続けられるようにするためにはそれが必要だ。」と言って2017年のシーズンを終了したと発表しました。シーズン最後のグランドスラム、全米オープンでこの2人の選手の空白は、誰にとって有利になるのでしょう。

モトGPのシーズンで選手たちは今回チェコで競技を行いました。シーズンの第10ステージで優勝したのはスペイン人選手のマルク・マルケスでした。ブルノの町で5.4キロメートル22周分のステージで、マルケスは44分15秒974の成績により優勝しました。マルケスは今シーズン3度目、モトGPのキャリアでは32度目の優勝を果たしました。ダニ・ペドロサが2位、マーベリック・ビニャーレスが3位になりました。シーズン第11回目の競技は8月13日にオーストリアで行われます、第10ステージ後の選手ランキングは、1位がマルク・マルケスで154点、2位がマーベリック・ビニャーレスで140点、3位がアンドレア・ドヴィツィオーゾで133点、4位がバレンティーノ・ロッシで132点、5位がダニ・ペドロサで123点です。

2016年から2017年度のサッカーシーズンのスュペル・リーグはベシクタシュと、トルコカップで優勝したアティケル・コンヤスポルが対戦したスュペル・カップで、アティケル・コンヤスポルが2-1で勝ちました。アティケル・コンヤスポルのゴールはトラオレとスクビッチが、ベシクタシュのゴールはジェンク・トスンが入れました。


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