【祝 ラマザン・バイラム】 バイラム中に消費されることが予想されるトルコの伝統菓子バクラバの量

トルコの伝統菓子の筆頭に挙げられる「バクラバ」。 トルコでは1日当たり約1000トンのバクラバが消費されると言われているが、「砂糖祭」の名でも親しまれているラマザン・バイラム(断食明けの祝日)には、いったいどれだけのバクラバが消費されるのだろうか。

【祝 ラマザン・バイラム】 バイラム中に消費されることが予想されるトルコの伝統菓子バクラバの量
ガジアンテプのピスタチオ
ガジアンテプのピスタチオ

手が触れたとたん、殻を破ってその姿を現し、 人々の心を酔わせる芳しい香りと息とが混ざり合い、 その味覚が口の中に広がる ・・・その美しい彼女の名は、ガジアンテプのピスタチオ。

 

 

 

トルコ全国で1日平均約1000トン消費されているバクラバは、ラマザン・バイラムの期間中にはその3倍から4倍増え、1日当たり3000トンから4000トン消費されると見られている。

 

価格はバクラバの質によって異なり、高品質のバクラバは1キロ60リラ(約1900円)から、お手頃価格のバクラバは1キロ20リラ(約630円)ぐらいからの価格で店頭に並ぶ。

 

バクラバ・スイーツ製造業者協会(BAKTAD)のメフメト・ユルドゥルム会長は、アナドル通信社の取材に、「ラマザン(断食月)は普段の時期よりも忙しくなる。バクラバはトルコ全国で1日平均1000トン消費され、そのうちの200トンから300トンがイスタンブール県で製造・消費されているが、ラマザン(断食月)にはその量は8割増えた。」と話した。

 

ユルドゥルム会長は、「バクラバは私たちの食卓の非常に大切な文化であり、常に食卓の王様である。ラマザン(断食月)とラマザン・バイラム(断食明けの祝日)のときも同様だ。消費者たちは、ラマザン・バイラム(断食明けの祝日)の前日からバクラバをたくさん買い始める。ラマザン・バイラム(断食明けの祝日)のときだけで、普段のバクラバ消費量の3倍から4倍の量が消費されるだろうと考えている。イスタンブール県では1日1000トンのバクラバが消費されると見ている。」と話した。

 

 

 

 

 

「良いバクラバとは、五感に訴えかけるものである」

 

ユルドゥルム会長は、消費者たちは予算に応じてバクラバを選んでいるとしたうえで、質の良いバクラバを見極めるコツを伝授した。

 

ユルドゥルム会長によると、「バクラバは何よりもまず色が大切」だと言う。

そして、良いバクラバは五感に訴えかけるものでなければならないのだそうだ。

 

「質の良いバクラバというものは、黄金色が目に、新鮮なバクラバにフォークを刺したときのサクッという音が耳に、バターとガジアンテプのピスタチオの香りが鼻に、そして口に入れたときには、その味が舌と胃に訴えかけるものである。」と、ユルドゥルム会長は語った。

 

バクラバの価格の違いは、使用される原材料によるものであると説明したユルドゥルム会長は、さらに詳しく、「1キロ20リラ(約630円)から30リラ(約950円)で売られているバクラバは、普通の小麦粉、クルミ、小麦のでんぷん、マーガリンが使用されている。この種のバクラバはシロップがたくさんかけられる。費用も安く上がる。最高級のバクラバは、硬質の小麦粉、小麦のでんぷん、バターが使われ、質の良いガジアンテプのピスタチオかクルミがふんだんに入れられる。」と解説した。

 

ユルドゥルム会長は、「原材料のほか、職人の腕によっても味に差が出る。」と付け加えることも忘れなかった。

 

 

 

(2017年6月25日日曜日)

 

 

 



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