第25回アンカラ日本語弁論大会 本日開催

特にアンカラで日本語を学習するトルコ国民が待ちに待った「第25回アンカラ日本語弁論大会」の開会まで、あと12時間と迫った。

第25回アンカラ日本語弁論大会 本日開催

 

 

第25回という節目を迎えた第25回アンカラ日本語弁論大会は、在トルコ日本国大使館、土日基金文化センター、国際交流基金、日立ヨーロッパ社トルコ支社、住友ゴム工業、トルコ日清製粉、独立行政法人国際協力機構(JICA)、日土婦人友好文化協会、伊藤忠商事株式会社アンカラ事務所の協力により開催される。

 

予選を勝ち抜いたAグループ(初級レベル対象)6人、Bグループ(中級以上)6人、合わせて12人の弁士が、それぞれの思いを日本語で熱く語り、日本語のスピーチ力を競う。

 

審査の結果、AグループとBグループそれぞれ1位から3位までを入賞とし、賞状と副賞が授与される。このほか努力賞と参加賞が贈られる。

1位に選ばれた弁士は、2週間の日本研修旅行に行くことができる。他の入賞者たちにも豪華な副賞が贈られる。また弁士全員に参加賞が贈られる。

 

アンカラ日本語弁論大会実行委員会からの発表によると、予選への応募は1月15日に締め切られ、Aグループには18人、Bグループには6人が応募した。発表原稿とその朗読が審査され、審査結果が2月1日までにメールですべての応募者に通知された。

アンカラ日本語弁論大会実行委員会は、予選応募作品に関し、「昨年(2016年)よりレベルアップしているように思う」とコメントした。また、応募者の年齢層も広がり、社会人からの応募もあったことがアンカラ日本語弁論大会実行委員会より発表された。

 

 

 

「第25回アンカラ日本語弁論大会」の流れ

 

 

 

 

大会は本日(3月12日)、首都アンカラの土日基金文化センターで12時30分から15時20分まで行われる。会場には12時から入ることができる。

 

開会式の後、Aグループの弁士6人とBグループの弁士6人が弁論を行う。

審査員が審査をしている間、楽しいアトラクションが催される。今年(2017年)は、日本人によるトルコ語スピーチ、トルコの国民による日本研修旅行の報告、箏演奏が行われる。

 

結果発表と表彰式の後は、アンカラ日本語弁論大会の25回目の開催を祝福するための特別イベントが企画されている。

15時30分からは世界の書道家鈴木猛利(すずき もうり)さんとトルコ在住の箏アーティスト末冨敦子(すえとみ あつこ)さんによるジョイントパフォーマンスがある。

16時からは書道ワークショップが行われ、鈴木さんが書の心をレクチャーする。

 

 

なお、大会の模様は、YouTubeより全世界に向けて生中継される予定である。

第25回アンカラ日本語弁論大会 生中継リンク

 

 

 

「アンカラ日本語弁論大会」とは

 

アンカラ日本語弁論大会は、Aグループ(初級レベル対象)とBグループ(中級以上)の2つのカテゴリーがある。Aグループは日本語能力試験(JLPT)のN4、Bグループは日本語能力試験(JLPT)のN3のレベルが目安だが、合格している必要はない。

 

「トルコ国籍の日本語を母語としない高校生以上」「2006年から2017年までの間の日本滞在期間が通算1年未満」「過去にアンカラ日本語弁論大会で優勝したことがない」という3つの条件をクリアしている人なら誰でも参加可能である。以前は、父親、母親または配偶者が日本語母語話者の場合応募することができなかったが、その条件は数年前に取り払われた。

 

弁論のテーマは指定されることもあるが、自由であることが多い。2017年もテーマの指定はなかった。

 

弁論の長さは4分から5分までとされている。アンカラ日本語弁論大会実行委員会によると、「4分30秒程度」が望ましい。以前は制限時間を超えると減点の対象になっていたが、現在は減点されない。しかし、弁論の時間が「5分を超え超えると長すぎる(アンカラ日本語弁論大会実行委員会)」と判断されるため、審査で不利になる可能性がある。

 

決勝では、弁論の後、弁論内容に関する質問が1つ日本語で出され、弁士は日本語で答える。

 

審査は各審査員が弁士1人につき40点満点で評価する。配点は、内容15点(独創的な内容か。聞き手に感動が与えられたか。論理的な構成になっていたか)、表現力10点(内容が聞いただけでよくわかったか。説得力があったか)、質疑応答5点(質問に適切に応対できたか)となっている。

 

審査の結果、AグループとBグループそれぞれ1位から3位までを入賞とし、賞状と副賞が授与される。このほか努力賞と参加賞が贈られる。

 

大会は毎年11月に行われていたが、2016年より3月に行われるようになった。

 

 

 

(2017年3月12日 0時30分 文責: 浅野涼子)

 

 

 

 



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